西 木
上桧木内の紙風船上げ~2019西木の冬祭り~

2019年2月10日

上桧木内の紙風船上げ~2019西木の冬祭り~

武者絵や美人画が描かれ、灯火をつけた巨大な紙風船が、きらめく星々のごとく夜空に舞う年中行事です。

 この行事の始まりを書き留めたものはありません。伝説では江戸時代の科学者である平賀源内が鉱山の技術指導に訪れた際に、熱気球の原理を応用した遊びとして伝えたとも言われています。
以前は五穀豊穣や家内安全を願う「虫焼き」(田圃に麦わらを積み火をつけるもので、どんと焼き、天筆とも呼ぶ)と同時に行われ、民俗信仰の遺産と位置付けられています。戦争をはさみ一時中断したこの行事も、地元上桧木内の有志による熱心な取り組みにより、昭和49年に宮田で復活し、秋田県を代表する冬の風物詩となりました。

紙風船の構造
 文字通り、紙風船は紙でできています。昔は習字用の半紙を使用していましたが、巨大化が進む近年は、幅1メートルほどの業務用和紙を使うようになりました。
 この紙を貼り合わせ、長さ
3メートルから8メートル(大きいものでは12メートル)の円筒形を作ります。上部の口の大きさに合わせた上で熱気が逃げないよう封をし、下部の口には、直径1メートルから3メートルほどの竹製の輪を取り付けます。この輪に紙風船の揚力源となるタンポ(石油を染み込ませた布玉)を固定して出来上がり。紙風船の制作は、打ち上げ本番2ヶ月程度前(通常は12月)から始まります。上桧木内8つの集落では、時期が来ると老若男女が各集落会館に集まり、紙の裁断から絵柄の選定、描き方といった一連の作業を共同で進めます。
 四方を山に囲まれた上桧木内地区では、稲作と山仕事が古くからの産業だったため、以前は「五穀豊穣」や「無病息災」を祈願することが多かったのですが、最近は「家内安全」や「商売繁盛」、「交通安全」「合格祈願」を祈願するようになりました。紙風船は、各自がその年への思い・願いを託し、天に声が届くようにと真冬の夜空に打ち上げます。

 

※バス駐車場のご予約は、12月1日(土)より受け付けます。
⇊申込記入のうえ、ご予約くださいませ⇊(PDFデータ)

 

日時 2019年2月10日(日) 15:00~開場 18:00、19:00、20:30~一斉打ち上げ予定
場所 西木町紙風船広場

   秋田県仙北市上桧木内字大地田3-1(紙風船館) 
交通 角館駅より秋田内陸縦貫鉄道を利用、上桧木内駅下車徒歩7分
問合せ先 (一社)田沢湖・角館観光協会 西木支部 0187-42-8480