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創業元禄弐年

秀よし(鈴木酒造)

創業元禄弐年(1689年)、長い歴史を持つ酒蔵です。風情ある酒蔵のたたずまい、酒造りの技と心、そして醸し出される美酒の数々。秋田の伝統文化・伝統産業である酒造りの真髄が、ここにあります。当蔵の見学を通じ、より多くの皆様に日本酒のファンになっていただきたい。そんな思いとともに、皆様のお越しをお待ちしております。

歴史を感じる正面玄関

秀よし誕生ものがたり

江戸時代初期、伊勢の国(三重県)に油屋を営む長兵衛というものがおりました。国中から伊勢参りの旅人が訪れ、最新の情報が集まる中で育った長兵衛の息子は豊かな秋田への移住を決意しました。長野村(中仙町)に入ったその青年は大変な苦労を重ねた末に地主となりました。その後、米・水に恵まれた長野村の利点を活かし酒造りを始めたのが元禄弐年。これが酒処秋田県で三百十七年の歴史を数える当蔵の誕生です。

 

銘柄の由来

当蔵の酒銘が「初嵐」であった嘉永時代、秋田藩主佐竹候が藩内の銘酒を集め酒競べを行いました。そこで従来の御用酒「清正」に優るものと激賞されました。加藤清正が仕えた「豊臣秀吉」と、「秀でで良し」の二つの意味を合わせて「ひでよし」と拝命され今日に及んでいます。地元では、元禄の創業当時から変わらぬ信頼とご愛顧をいただいております。

今に伝える伝統の酒つくり

歴史の古き酒蔵

明治初年に建て替えられた家屋と酒蔵は、永い年月を経たものだけが持つ重厚感と風格を感じます。酒蔵の中にはお米を蒸すための巨大な「和釜」やお酒を搾るための総漆塗りの「酒槽」(さかぶね)などが鎮座しています。どの道具も現役で使われているとは信じられないほど愛用しています。

酒蔵体験ツアー

酒蔵観光での飲み比べ

酒蔵観光では、日本酒に合うおつまみ、またその時期に旬の日本酒を飲み比べることができます。三百猶予年続く蔵の風景をお楽しみいただけます。また売店も設置しておりますので、その場でお買い上げも可能です。

期間 一年を通じて見学ができます。
営業時間 午前/9:00〜12:00 午後/13:00〜16:00
予約 事前に予約をお願いします。(当日も可)
※ご予約の際に代表者の携帯電話を伺います。
休業日 12月31日〜1月3日

蔵内に展示されている美術品

蔵内には14代続く、鈴木家所蔵品を納めた文庫蔵が併設されています。酒造伝記や古美術を多数所有し、豊臣秀吉や織田信長からの寄贈品もあります。美術品から蔵の歴史の奥深さを感じる事が出来ます。

黒塗角頭兜くろぬりかくとうかぶと

織田信長公から豊臣秀吉公が戦功により賜った物を、後に秀吉公から角館の殿様である佐竹家が拝領になったものです。兜の鉢の上に牛革で箱のような頭部を乗せており、織田信長公の時代には、このような変型兜が流行していたそうです。

簪かんざし

鈴木家の嫁を迎える道具として、大切に継承されてきた物です。金細工というつくりで、飾りには水晶、珊瑚が使われております。

古文書こもんじょ

「元禄時代以来酒造伝記録」は、この一文から始まります。「季節が変わっていく様子を肌と感性で感じ、機が熟した時に酒を造り始めろ」というこの一文は酒造りの本質を表しており自然の営みこそが万物の道であることを教えてくれています。

詳細情報
住所 〒014-0207 秋田県大仙市長野字二日町9
電話番号 0187-56-2121
営業時間 9:00~12:00、13:00~16:00
定休日 12月31日~1月1日
価格帯

 

 

ホームページ https://www.hideyoshi.co.jp/
アクセス

「秋田新幹線こまち」をご利用のお客様は角館駅から車で10分

「JR田沢湖線」をご利用のお客様は羽後長野駅から徒歩で10分

「羽後交通バス」をご利用のお客様は「中仙局前」バス停から徒歩で1分

「道の駅中仙」(こめこめプラザ)から車で1分