角 館
田沢湖
佐竹北家の野遊びを思い浮かべながらいただきたい、歴史ロマンあふれる郷土料理
御狩場焼
「狩りの場所」で「焼いて食べる」との事から「御狩場焼き」と云われています。
今から300年以上前、角館城主・佐竹北家は、角館を始め北浦地域一帯を統治していました。
佐竹北家21代御当主によると、戦が治まった時代には御家来衆を率いて、統治していた現在の仙北市や美郷町、大仙市あたりまで、狩をしに出かけていたといいます。
当時は主に鷹匠を使った鷹狩で、鴨やキジなどの鳥類を獲ることが多かったということです。
そうして獲った鴨やキジはその場でさばいて山椒味噌をつけて焼き、遊山料理を楽しみ、宴会も行われていました。
近隣の農家から、季節の野菜などを調達して付け合せにすることもあったそうです。
佐竹北家は初代が京都の公家・高倉家の出、二代の妻は三条西家の娘であり、幅広く奥深い公家文化を基に暮らしていました。
古文書を紐解くと、食を通じて季節を愛でていた様子、領内の山菜や狩猟で得たもの、山海の珍味などを楽しんでいたことがわかっています。
こうした佐竹北家の食文化が町民や農村部にも広がり、地域の食が育まれてきました。
これら御当主のお話から、現代に復活したのが「佐竹北家伝承・御狩場焼」です。
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御狩場焼に合うお酒
純米吟醸酒(写真・左)
純米酒(写真・右)
御狩場焼に合うビール
芳醇・アルト(写真・左)
爽快・ピルスナー(写真・右)