角 館
秋田県内で最も広い原生林が残っている山域
和賀山塊
主峰和賀岳(1440メートル)をはじめとして、薬師岳(1218メートル)、白岩岳(1177メートル)、モッコ岳(1278メートル)、中ノ沢岳(1013メートル)など海抜1000メートルを超す山岳が南北に連なっています。
和賀山塊のエリアは北は仙岩峠(仙北市)から南の真木渓谷(大仙市)、東は和賀川上流(岩手県西和賀町)、西は抱返り渓谷に広がるものです。和賀山塊は、秋田と岩手の県境稜線を中心として全体に約3万ヘクタールの山地帯を形成し、森林伐採や林道建設など人為介入のない手つかずの原生自然地帯区域が、ほぼ分断されない一面性をもっておよそ1万5000ヘクタールに及ぶ面積で広がっています。
また、稜線一体から山域全体に派生する源流域は安定した豊富な水量に満たされ、豊かな自然体となっています。(「『和賀山塊の自然 和賀山塊学術調査報告書』和賀山塊自然学術調査会編集発行」より抜粋)