伝統・文化

角 館

伝統的工芸品

樺細工(桜皮細工)ーかばざいくー

角館の樺細工

角館に樺細工の技法が伝わったのは天明年間(1781~1788)です。下級武士の手内職でしたが藩主の手厚い保護のもと、その技法は定着していきました。樺細工は山桜の樹皮を使って磨き上げて光沢を出した工芸品です。印籠屋文庫入、茶筒、現在ではニーズに応えて多岐に活用され、昭和51年秋田県で初の「伝統的工芸品」に認定されました。山桜の樹皮は適度に空気を吸い、皮についている油が内の空気を遮断する防湿防乾の特性は、中身の鮮度を護ります。木製の印籠や薬置きなどに皮が使われるのはそのためで、贅沢な逸品です。

 

 

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