角 館
武家らしい凛とした雰囲気の庭園が見事な武家屋敷
小田野家(おだのけ)
佐竹氏の支流で、佐竹氏が常陸を治めていた当時からの佐竹氏の重臣の家系。佐竹氏の秋田移封に伴い、今宮氏の組下となり角館に移り、その後、佐竹北家の組下となった。現存する小田野家は、延宝5年(1677)に現在の東勝楽丁に移り、現在まで、340年以上に渡り、同じ場所に門を構える。小田野家は代々武芸に秀で多くの弟子の指導にあたるとともに、眼科の名医としても知られた。一族からは、秋田蘭画の祖である小田野直武を輩出している。
母屋は明治の大火で焼失したが、直ぐに、近世武家住宅の佇まいを残しつつ簡素化して再建されたものである。門から主屋までは、ドウダンツツジのトンネルとなっており、武家らしく一本の道理を示すかのようである。庭園は枯山水であるが、クマザサを多く配し、秋にはカエデ、モミジ、ドウダンツツジが赤や黄に染まり、錦絵のような光景となるのは見事である。
住所 | 〒014-0334 秋田県仙北市角館町東勝楽丁10 |
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電話番号 | 0187-43-3384 |
営業時間 | 9時~17時 |
定休日 | 12月~4月上旬休館 |
価格帯 | 入館料無料 |
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アクセス | 角館駅から徒歩約15分 |