自然に彩られる渓谷美で癒しとリフレッシュ!

抱返り渓谷

(所要時間:1時間~1時半)
抱返り渓谷は東北の耶馬渓と称され、両岸の原生林と岸壁にかかる滝や独特の青い渓流がとても美しく、新緑と紅葉の名所です。
遊歩道が整備されており、渓谷に着いて目に付くつり橋「神の岩橋」からの眺望や、奇岩や急流、大小の滝を気軽に見ることができます。ミシュラングリーンガイドにも掲載された渓谷美を存分に味わえるコースです。道中のアップダウンは少ないですが、歩いやすい服装・スニーカーがおすすめです。※11月下旬~4月中旬までは冬期通行止めになります。

抱返り渓谷 入口

●JR神代駅より車で5分、またはJR角館駅より車で15分

●JR田沢湖駅より車で20分

 
 
 
 

約5分

遊歩道入口

入口には抱返り渓谷の石碑があります。
ここを曲がると遊歩道の入り口です。

巫女石

石碑の右手奥に岩から松が生えた「巫女石」があります。かつて薬師参詣に訪れた巫女が増水により川を渡れずにいたところ、明神様が救ったことから生まれたと伝えられる伝説の岩。明神様の救いに感謝した巫女が、崇敬の念から巨岩に化したという逸話が。

 
 
 
 

約3分

抱返神社

遊歩道の入口近くに鎮座する老杉に囲まれた神社です。寛文13年(1673年)、抱返村で開田をした際に大干害が起き、水不足となった末抱返りの水源に雨乞いをしたところたちまち大雨が降り注ぎました。村人は新しく社殿を建て替えて抱返りの水尺大明神を祀り、その際に大和国(現奈良県)丹生川神社分霊を迎えて祀ったとも伝わります。現在の御祭神は水波能売神(みずはのめのかみ)で、雨乞い・龍神・水分神・養蚕の守護神として信仰されています。

 
 
 
 

約3分

神の岩橋

遊歩道を進むと赤い吊り橋が見えてきます。渓谷入口に架かる全長80mの吊り橋で、大正15年に森林軌道のために架けられたものです。

県内最古の吊り橋であり、渓谷の眺望と独特な青色の水面を一面に望める絶景ポイント。

「神の岩橋」を渡った第2駐車場付近

「神の岩橋」を渡ったところにある休憩ポイントです。
ここには公衆トイレやベンチがあります。

ここから先の散策路は砂利道や湧水で道が濡れているところもあるので足元にご注意ください。

 
 
 
 

約7分

茣蓙の石

抱返り渓谷の奇岩の一つ。

川の急流を押し留めるような巨岩の上面は、ゴザ(茣蓙)を数枚敷けるほど広く平滑になっています。

この平らな部分は、信州木曽川の上流にある「寝覚の床」によく似ているといわれています。

 
 
 
 

約5分

若狭の急流

かつては、川の流れが激しく水が岩に砕け散る音は、勇壮なけものの雄叫びのように聞こえたといわれます。

今はダムによって減水しており”老虎のささやき”と表現する人も。

 
 
 
 

約10分

誓願寺・誓願橋

抱返り渓谷随一を誇る景勝地です。「寺」とありますが実際にお寺があるわけではなく、ここの両岸の岩壁は迫っていて、水が深い渕に流れる時に出る泡沫がちょうど寺で香をたく時、煙が漂い舞う様に似ていることからこの名前があるといわれてます。また、誓願橋は崩落によって失われた散策道に架けられた新しい吊り橋です。

 
 
 
 

約5分

回顧の滝

抱返り渓谷随一を誇る名所。人気の一つに四季折々に表情を変え、女性が着物を着替える様を見るようなところと、木々の合間から落下する飛瀑が荘厳と雅麗な姿で白い絹布を懸した様にも見えるところなど、名の由来からもその美しさを、何度も振りかえり見たくなる滝であります。

 
 
 
 

約5分

飯村少年弔魂碑

昭和10年10月27日、渓谷へ紅葉見物に訪れていた際に誤って崖から転落した妹を救おうとして命を落とした飯村秀二少年(角館小学校5年)の弔魂碑です。

妹は兄の鬼神の加護により観光客によって助けられましたが、悲惨な最期を遂げた秀二少年の兄弟愛は後世の教訓として末永く伝えるため、郡内の小学校や県外からの同情が集まってここに秀二少年の冥福を祈り、お地蔵さまと碑が建てられました。

約40分